ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用

温かな光を背景に、腕組をして微笑む白石社会保険労務士

― 働き方を考える二つの視点 ―

先日、ラジオの収録がありました
そこでジョブ型という雇用のありかたについて話題になったのですが
もう少し詳しく説明しておきます

私たちの働き方を考えるとき、よく出てくるのが
「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型雇用」という二つの考え方です。
どちらが正しい、間違っているという話ではなく、
仕事や人をどう捉えるかの視点の違いと考えると分かりやすくなります。


ジョブ型雇用とは

ジョブ型雇用は、「どんな仕事をするのか」を基準に働く雇い方です。
仕事内容や役割、責任の範囲、求められる成果をあらかじめ整理し、
その仕事を担う人が選ばれます。

自分が何を期待されているのか、どこまでが自分の役割なのかが分かりやすく、
仕事の輪郭がはっきりしているのが特徴です。


評価の考え方(ジョブ型)

評価は、担当している仕事の内容や成果を中心に行われます。
年齢や勤続年数よりも、その仕事をどれだけ果たしたかが重視されるため、
評価の理由が見えやすいという安心感があります。


メンバーシップ型雇用とは

一方、メンバーシップ型雇用は、「組織の一員として働く」ことを重視する雇い方です。
入社後にさまざまな仕事を経験しながら、
その人の成長や適性に応じて役割が変わっていくことが想定されています。

日本では長く、この考え方が主流でした。


働き方の特徴(メンバーシップ型)

仕事内容は固定されず、異動や配置転換を通じて経験を積んでいきます。
仕事の幅が広がりやすく、周囲との助け合いや柔軟な対応がしやすいのが特徴です。

一方で、「何を基準に評価されているのか分かりにくい」と感じることもあります。


それぞれの良さ

ジョブ型雇用には、

  • 仕事の内容が明確
  • 専門性を生かしやすい
  • 評価に納得しやすい

といった良さがあります。

メンバーシップ型雇用には、

  • 安定感がある
  • 人を育てながら仕事を任せられる
  • チームで支え合いやすい

という強みがあります。

「大濵育恵の日々是好日なカタリバ」ラジオ大阪
日曜日7:00~7:15 3月の日曜日、毎週話しています(全5週)


これからの働き方を考える

近年、ジョブ型雇用が注目されている背景には、
働き方の多様化や専門性の重視があります。
一方で、メンバーシップ型の「人を大切にする」考え方も、今なお重要です。

これからは、
仕事の明確さと、人とのつながりの両方をどう生かすかが、
働き方を考えるうえでの大きなテーマになっていくでしょう。


まとめ

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用は、
働き方を考えるための二つの視点です。

自分はどんな仕事にやりがいを感じるのか。
どんな関わり方で働きたいのか。
その答えを考えるヒントとして、知っておきたい考え方だと言えるでしょう。

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