議員・議会関係者のための「実践的ハラスメント防止研修」
もう「知らなかった」では済まされない
3期12年の議会経験者が伝える、議会と地域のためのハラスメント対策
なぜ今、議員・議会にハラスメント研修が必要なのか?
近年、議会や議員活動におけるハラスメント問題がメディアで取り上げられるケースが後を絶ちません。有権者からの目はますます厳しくなり、ひとたび問題が発生すれば、個人の政治生命だけでなく、**議会全体の信頼を大きく損う**事態につながります。
「指導のつもりだった」「活発な議論の範囲だと思った」という認識は、もはや通用しません。ハラスメントが引き起こすリスクは、想像以上に深刻です。
議会機能の停滞
ハラスメントを恐れて職員が萎縮し、適切な情報提供や政策立案のサポートができなくなります。結果として、議会審議の質が低下します。
法的・金銭的リスク
被害者からの訴訟や慰謝料請求に発展した場合、税金で損害賠償を支払う事態も想定されます。これは市民・有権者への背信行為に他なりません。
信頼の失墜と人材流出
「あの議会はひどい」という評判が立てば、有能な職員が離職し、将来のなり手(新人議員)もいなくなります。議会の多様性が失われ、地域が衰退します。
なぜ「議会に特化」した研修が必要か?
一般企業向けの研修では、議会特有の問題は解決できません。
一般企業との違い
- 上下関係が曖昧(議員同士は対等、議員と職員は指揮命令関係にない)
- 選挙で選ばれた「特別な存在」という意識が働きやすい
- 議論や追及が「言論の自由」の範囲と混同されやすい
- 支援者や有権者といった、外部との独特な関係性が存在する
本研修の専門性
本研修は、こうした議会特有の力学や人間関係を**3期12年の議員経験者**が熟知しているからこそ提供できる、超実践的なプログラムです。
「それは一般論だ」で終わらせない、現場のリアルな事例に基づいた研修を行います。

本研修で解決できる課題
自身の言動がハラスメントに該当しないか、判断基準がわからず不安。
職員や秘書への指示・指導が「パワハラ」と受け取られないか萎縮してしまう。
議会内でのヤジや過度な追及が、議論を停滞させている。
世代や価値観の違いから、議員間や職員とのコミュニケーションがうまくいかない。
有権者からの過度な要求(カスタマーハラスメント)への対応に苦慮している。
支援者との交流会などで、セクハラと誤解されかねない言動がないか心配。
研修で得られる具体的なメリット
議員個人のメリット
ハラスメントの「加害者」となるリスクを回避できます。「指導」と「パワハラ」の境界線が明確になり、自信を持って職員に指示を出したり、活発な議論を行ったりできるようになります。
議会全体のメリット
萎縮や対立のない、風通しの良い議会風土が醸成されます。これにより、職員との連携がスムーズになり、より建設的・生産的な政策議論が可能になります。市民からの信頼も向上します。
事務局・職員のメリット
過度な要求や威圧的言動から守られ、安心して本来の業務に集中できます。議員との適切なコミュニケーション方法を学ぶことで、議会対応のストレスが軽減されます。
本研修が選ばれる3つの理由
1. 圧倒的な「現場目線」
3期12年の市議会議員・議長経験者が講師だからこそ語れる、議会特有のリアルな事例(一般質問、委員会、会派内、支援者対応など)が豊富です。机上の空論ではない、即実践可能な内容です。
2. 「守り」と「攻め」の両立
ハラスメントを防ぐ「守り」の知識だけでなく、活発な議会活動に必要な「攻め」のコミュニケーション(上手な伝え方、叱り方)も同時に学びます。萎縮するための研修ではありません。
3. 柔軟なカスタマイズ
「議員向け」「職員向け」「議員と職員の合同研修」など、対象者に合わせて内容を最適化します。90分の講演から半日のワークショップまで、時間や形式(対面/オンライン)も柔軟に対応可能です。

研修プログラム(例)
お客様の課題やご要望(時間・形式)に応じて、最適なカリキュラムをカスタマイズします。
| カテゴリ | 内容(例) |
| 1. 導入:なぜ今、議会にハラスメント対策が必要か | ・近年の動向と社会的影響(判例・法改正) ・ハラスメントが議会・議員活動に与える深刻なリスク(機能不全、信頼失墜) |
| 2. 知識:ハラスメントの定義と境界線 | ・パワーハラスメント(6類型)の理解 ・セクシャルハラスメント、マタニティハラスメント ・有権者・支援者からの「カスタマーハラスメント」とその対応 |
| 3. 事例研究:議会特有のケーススタディ | ・【議員 vs 職員】過度な資料要求、威圧的言動、時間外の連絡 ・【議員 vs 議員】議場でのヤジ、会派内での圧力、多数派による少数派への配慮不足 ・【議員 vs 有権者】支援者との距離感、SNSでのやり取り |
| 4. 自己認識:無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス) | ・「〇〇であるべき」という思い込みがハラスメントを生む ・世代間ギャップや価値観の違いを理解する |
| 5. 実践:パワハラにならない「上手な指導・伝え方」 | ・アサーティブ・コミュニケーション(相手を尊重しつつ主張を伝える技術) ・信頼関係を築く「上手な叱り方」と「NGな叱り方」 |
| 6. まとめ・質疑応答 | ・健全な議会運営と活発な議論のために |
研修対象者
国会議員、地方議会議員 / 議員秘書 / 議会事務局職員 / 自治体管理職、職員 など
(議員と職員の合同研修、議員のみ、職員のみなど、柔軟に対応可能です)
講師紹介

白石 たづ子(しらいし たづこ)
前長岡京市議会議員・第28代長岡京市議会議長
3期12年にわたり、市議会議員として活動。在職中、議会内外における様々なコミュニケーションの課題に直面。
「指導」のつもりが「パワハラ」と受け取られ、議会が停滞する姿や、職員が萎縮する姿を目の当たりにしてきました。
有権者の負託に応える活発な議会活動と、誰もが尊重される健全な環境の両立は、議会が向き合うべき喫緊の課題です。議員としての「現場経験」と、一歩引いた「客観的視点」の両方を持つ今だからこそ、伝えられることがあると信じ、本研修を提供しています。
導入までの流れ
お問い合わせ
まずは本ページ下部のお問い合わせフォームより、ご希望や課題をお聞かせください。
ヒアリング・お打ち合わせ
担当者(または講師)よりご連絡し、オンラインまたは対面にて、現状の課題や研修のご要望を詳しく伺います。
ご提案・お見積もり
ヒアリング内容に基づき、貴議会・自治体に最適化した研修プログラム(案)とお見積もりをご提案します。
研修実施
ご契約後、ご指定の日時・場所にて研修を実施いたします。(対面・オンラインいずれも対応可)
よくあるご質問 (FAQ)
- 研修の費用はいくらですか?
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研修の時間、形式(対面・オンライン)、対象人数、カスタマイズの内容によって変動します。まずはお気軽にお問い合わせフォームよりご予算やご希望をお聞かせください。お見積もりは無料です。
- 研修時間はどれくらいが適切ですか?
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目的に応じて柔軟に対応します。基本的な知識習得であれば90分~2時間の講演形式、事例検討やワークをしっかり行う場合は3時間~半日(ワークショップ形式)をお勧めしています。
- オンラインでの研修も可能ですか?
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はい、ZoomやMicrosoft Teamsなどを使用したオンライン研修にも対応しております。全国の議会・自治体様にご提供可能です。
- 議員と職員、どちらを対象にするべきですか?
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理想は、議員と職員(特に管理職)が一緒に受講されることです。共通の認識を持つことが、議会全体の風土改善に最も効果的です。もちろん、議員のみ、職員のみの研修も承ります。
お問い合わせ
議員向けハラスメント研修・講演に関するご相談点、
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